18:11
あまり携帯の着信時刻を気にすることはないけれど
今日のこの時間は忘れずにいたいなあと思う。
赤坂にある広告代理店から内々定をいただくことができました。
おお泣きしながら、ありがとうございますとしか言えず。
夏あたりからおそるおそる始めた就職活動。
広告に行きたいという気持ちと何もしていないくせに思う気持ち
それから周りの学生の活動や考え方に圧倒されて何をしたいかより
どうすれば安泰かみたいなことを考えるようになっていきました。
冬になるとセミナーや説明会を入れないと気がすまなくなり
授業の合間を縫ってどんどん予定を入れていきました。
スケジュール管理はしっかりして
むやみに授業を休まないこと、できるだけ私服で学校へいくこと
バイトはしっかりやることだけは心がけていました。
リクルーターにこてんぱんにやられておお泣きしながら帰ったり、
面接でたじたじになったり、ESが全然通らなくて悩んだり
こんなにも会社に入るのはたいへんなのか!と痛感しました。
その一方で、
素敵な社会人に出会えたり、仕事への誇りを知ったり
今まで気がつかなかったことに気づくこともできました。
震災時も東京駅での説明会の帰りで、途方にくれながらも
しばらくの間就職活動はおやすみになりました。
それでも1ヶ月もすると企業も学生も動き出し
いつしか銀行志望になり、それなりの志望理由をひっさげて
何度も面接へ足を運び、なんとなく決まるのではないかと思ってしまった5月上旬。
結局決まらず、残りが広告会社3社しかない状況が6月始めから続いていました。
増やそうと思っても、志望理由が書けずに増えない「持ち駒」
スーツを着なくても、時間がたっぷりあっても、不安ばかりがこころを支配しうまく動けないでいました。
5月10日に1次面接を受けてから
とにかく、行く度に志望度が上がり
また来たいと思えた会社にまたいけるのはとても嬉しいです。
クリエイティブとか、マーケティングとか
ほんとうのド素人で、直感的に良い悪いしかいえないような人間だけど
これから、たくさん吸収していきたいです。
すきなことを仕事にできるとは思っていないけれど
すきなことが仕事に活きてくる仕事に就きたい
そう思ったことが実現できる環境です。
変えられない事実を変えるために広告があって
広告が変われば何か変わるかもしれない
いつもあたまに入れておきながら
残りの大学生活しっかりすごしていきます。
たくさん心配してくれた友だち、家族
不安や悩みを打ち明けあった友だち
みんながいてよかったなあなんて
こういうときにしか思えない私だけど、本当によかった。